【荒川尚也】空蝉


ガラス作家、荒川尚也さん。

 室町時代、京都の加茂に建てられたこの燈明寺本堂。
 横浜の地に移築された今はもう、祈りの場としては機能していない。
 しかし、太い木柱で構成された空間には
 数百年にわたる念仏の声が染み込んでいる。
 去年の夏、ここに立った時、空蝉という言葉が思い浮かんだ。
 無色透明のガラスを使って、インスタレーションを試みる。

その迫力たるや。