
引っ越しの際、出てきたノートの中に
妻が絶賛する【散文詩】がみつかったので
仕方なく紹介する。
12年前の作品である。
題名は「11月11日 あ、はげてる」。
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最近ぬけ毛の激しさが気になりだして
ふと鏡の中の自分をみてみると
はげていた。
やはり心労もここまでくると脱毛を促進するのね。
こうやって自分の力では 曲げることのできない
深みへと はまっていくのだろう っ て。
どうしようもない力に 押しつけられても
生きているのだから 仕様がない。
ふり返っても はじまらないから 前へ進むの っ て
気がついてみると 晩年むかえてるのと同じくらい 愚かだし、
だからといって 自己をつら抜き通すほど 強くないんだから。
あー さてどうしましょ という感じなの。
とにかく 一つの生きてる証なんだわと
納得して、せめて格好よく はげましょ と
鏡の中の自分に 笑って見せてる 私って なに?
(原文ママ)
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若者の裏腹な心情がよく顕れている作品…との評価。
ありがたく 受け止めておいて いいのだろうか?