【Feb_19】『左に虹-揺り戻し』


有代麻里絵_舞踏ソロ公演『左に虹-揺り戻し』@ギャルリーパリ(旧三井物産ビル1階)

【on_Flickr】0219_MARIE

照明/宇野敦子
音響/サエグサユキオ

 子供の頃、「左」という言葉をきくと、虹が見えた。
 まるで耳もとで音楽を奏でられたように
 空気の襞が虹色に見えた感覚。それは今も残っている。

 ふと、自分が切り立った崖の上を歩いていることに気付く。
 息を止め、立ちすくむ。
 真っ暗な闇が奈落を包み込んでいる。
 もう一度、温かな息吹を取り戻し、
 際(きわ)の上を歩くために
 虚無とさえも踊ること。

 悪魔祓いのためのダンス。
 

【Aug_29】早瀬マミ自主公演『廻流』Vol.1


早瀬マミ単独自主公演廻流Vol.1@喫茶茶会記

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0829_MAMI

受け身ではなくドンドン動いて行く〜!と、
役者人生をトップギアに入れた早瀬マミさんの自主公演。
芸域を拡げるべく遠野物語の一節をひとり芝居にアレンジ、
雌狐に魅了された呉服屋の店主を見事に演じ切っていた。
最後の化け狐のシーンは、下からのライト効果で妖艶そのもの。
そうそう、照明デザインは喫茶茶会記史上最高の手間をかけた素晴らしいもので、
この空間でここまで出来るのか!という記録を残した意味でも、エポックな一夜。

マミさんの『廻流』、どのように流されていくのか、
どんどん中からドロドロしたものが湧き出てくるのか、ホント楽しみ。

照明/岩城保
音響/鈴木修

【Aug_28】東京公演記者会見


金滿里ソロ『寿ぎの宇宙』東京公演
記者発表@両国シティコア

10月におこなわれる金さんのソロ公演、記者会見が両国で。
金さん自身の口から、ソロで行う意義、今東京で行う意味が語られました。
なにより自身をさらけ出すことで、「個」の生死を超えた全体へのつながり、
それが相模原事件から加速度的に拡がる人間社会の不寛容をひっくり返すものになるのではないか。

そんな不倶戴天な決意を感じた会見でした。

同席された大野慶人さんも、「これは革命です」と、
この作品の問うものを端的におっしゃっていたのが印象的。

様々なカラダを舞台で見せてきた態変の、
ひとつの到達点とも言える作品になるかと思います。

全3公演、お見逃しなく。

【Aug_25】ゲッコーパレード『ヘンリー六世』


ゲッコーパレード滞在公演『ヘンリー六世』@北千住BUoY
初日観劇〜!初BUoY〜!

地下1階のその空間は、空調も整備されておらず、
業務用扇風機がうぃんうぃんと低い唸り声を上げている次第。

元銭湯という触れ込みだが、実は元風俗店ではなかったか?
…という役者の耳打ちに、俄然興味が沸く。

ゲッコーパレードの黒田氏は毎回空間から戯曲をセレクトし、
演出を施すとのことだったが、
荒廃した湿潤空間で行われる人間臭い権力争い、
客を巻き込んでの進行はとてもスリリングで、面白い演劇体験だ。

『ヘンリー六世』なる戯曲を文字通り体感させる組立。
オムニバス的な展開に、正直よく分からなかった部分もあったけど、
空間をそのまま受け止めて欲しいという意図はなるほど…と思った。

こういう試み、なかなか他にはナイ、ってところがゲッコーパレード的。
どんどん新たな空間演出を見せて欲しいっす。

29日まで残り6ステ。