
人間は絶えず自分を守ってきた。
他の人間から、自然から。
絶えず自然を破壊し、
そして文明が、権力、抑圧、恐怖、
征服の上に築かれた。
我々の技術は進歩したが、
我々が得られたものは型にはまった満足と、
権力維持の兵器だ。
我々は未開人と同じだ。
顕微鏡を兵器に使う。
いや未開人には我々より魂がある。
我々は科学的発見があると、すぐに悪用する。
罪悪とは不必要な物の事だ。
ある賢人がいった。
それが真実だったら、
文明は最悪の上に築かれている。
そして恐るべき不調和が生まれた。
物質的進歩と精神的進歩が調和を欠いている。
我々の文化は病んでいる。
根本から間違っているのだよ。
問題を探求、解決策を探ればと言うが、
時機を失っている。
もう遅い!口にするのさえ空しい
言葉、言葉、言葉!ハムレットの心境だ。
なぜ私はこんなことをいう!
もの をいうのをやめて何かをなすべきだ。試みるのだ。
Texts by A.Tarkovsky ‘The Sacrifice”
マタイ受難曲_第47番
『憐れみ給え、わが神よ』
” Erbarme dich, mein Gott ” by Bach