【Jun_27】1/10 Fukushimaをきいてみる


「1/10 Fukushimaをきいてみる2015年」上映@渋谷UPLINK

古波津陽監督と、役者佐藤みゆきさん。

フクシマの今を知ってもらおうと、10年というスパンで毎年1作映画を作ることを自らに課した古波津陽監督。
その発端は福島出身の役者_佐藤みゆきさんとの出会いだった。

みゆきさんのご両親は田村市で葉たばこ栽培を営んでいて、
震災の原発事故によって放射能災害をモロに被った。
母と娘、父と娘の、年を重ねての対話だけでも
このドキュメンタリーは相当貴重な記録だと、ボクには感じられた。

そんな渦中の佐藤家の今と、福島で様々に苦悶している人々の今を、この映画は等身大に捉えている。

津波によって家族を奪われた男性が、県からの要請に動じず全壊した「我が家」をそのままに保存し、
救えなかった魂への慰めと、なにより己自身の心の傷を癒やすべく、
その家屋と共にあらんとする姿勢に、打ち震えた。

その男性の家族の遺体はまだ見つかっていない。男性は言う。

「放射能によって立入禁止となり放置されている沿岸部はいまだに死体捜索が行われていない。
あと2年、いや3年。このようなどっちつかずの状態のまま、被災者も放置されている。
おかしいでしょ。納得することなく、宙ぶらりんな状態で生き続けなきゃならねえ」

この他にも10人ほどの被災者の今が語られていて、
それが毎年アップデートされている。
これは物凄いドキュメントだ。

あと7年、しかと追いかけたい。