【Feb_14】A la maison de M.MUROVECI


向雲太郎『舞踏?プレゼンテーション・ショウ / A la maison de M.MUROVECI』@BankART1929

「ダンスアーカイヴプロジェクト2016」と題された公演での雲太郎さん。

昨年のWIPからさらにわかりやすくBUTOHを繙いていて、
TPAMの海外D向けの英語字幕もバッチリ。

しかし、プレゼンテーションという形式以上に、
作品としてのクオリティの高さ…「何が起こるかわからない」危うさ、
観ている者をドギマギさせる求心力、予定調和にならない緊張感など、
すべてにおいて一級品でした。

何度対峙しても、雲太郎さんは安心して観てられません(笑)。

室伏鴻さんを追悼すべく
BankART初演の「Quicksilver」を完全コピーしていたのですが、
「光ばかりを追い求め、足元がぐらついた現代社会」
を揶揄する暗黒舞踏の、地を這う狂気、死体からの照射が十全に描かれていて、
雲太郎さんの時代への危機感が滲んでいたように思います。

やはりボクはこのような作品に強く強く惹かれます。
このような世界観をもつ写真家でありたいと、強く思うのです。