
吉原遊郭の土手通りを行くと山谷地域に出る。
あしたのジョーにもあるように
「人生にやぶれ、生活に疲れて果て、このドヤ街に流れ込んだ人たちが泪で渡る悲しい橋」泪橋のたもと。
この城北労働福祉センター周辺には一泊2000円ほどの簡易宿泊施設が軒を連ねる。
今は外国から来たバックパッカーたちが集う新しい文化も根付いてきた。
住民のおじさんに声を掛けられた。
「俺も33年、この山谷に暮らしてるけどよ、
今の時代が一番苦しいな。
角栄の時代はよ、日雇いで1万6千円ももらえたんだな。
しかし、今じゃ空き缶集めて日当2000円にもならねえ。
おまけに区の条例で10月からは空き缶の無断収集で罰金だもんなあ。
まったく住みにくくなったもんだよ。
底辺を支えている俺たちをなんだと思ってンだかな。」
吉原に山谷。
「生きる」縮図を思い知らされた。