
09月03日、金曜日。
吉祥寺Ongoingにて、タテタカコさんのLIVE。
2階ギャラリーにて40名限定。
マイクレスに電子ピアノ。
アーティストとは目と鼻の先。
生声が空気を伝って鼓膜に届く。
「口に手つっこんで奥歯ガタガタ言わしたろか!」
の罵詈雑言じゃないけど、
「耳の穴に手つっこんで琴線ぶるぶる顫わせたろか!」
のノリ。
生声で「遠い日」を聴くと、居ても立っても居られなくなる。
タテさんの鼓動まで聞こえてきそうな、
そんな気恥ずかしい距離で、
澄んだ高音が電気を通さずそのまま耳に入る。
どろっとした生血を
手渡しされたような、戦慄。
「みんなの笑顔が続きますように」との言葉で
最後に歌われた「頬杖」。(「イキモノタチ」収録)
●
自由を掴んだ君を背に
ボクはいかに逃げようか?
雨雲から黒い光が差し込んで
道路に散った
突然降り出した雨は
ボクを叩きつけた
弁解できない
君が示したように
ボクも行くだけ
頬杖ついて
様々な思惑がボクの視界を遮る
時々君の白さで
ボクを責め立てて欲しい
怖がらず無知のまま
いざゆかん何もない場所へ
歩まねば進まないことを
飛び出せば知ることを
ギラついた眼で訴える
頬杖ついて
受けて立とう
受けて立て
9メートルの果てに
掴めるはずだ
君が示した 雨雲へ
●
様々な思惑がボクの視界を遮る
時々君の白さでボクを責め立てて欲しい
怖がらず無知のままいざゆかん何もない場所へ
歩まねば進まないことを飛び出せば知ることを
背中を後押しするような歌詞に、
我が耳を疑った。
「なにゆえ?ここまで?直截的な?」
自分を信じて毎日を生きていても
さまざまな雑念、思惑が視界を遮る。
「ホントにコレがしたかったのか?」
そんな自問が付きまとうのが、常だ。
特に表現の世界では。
無知のままいざゆかん何もない場所へ。
…歩まねば進まない。
なんと勇気の出る歌だろう?
こんな台詞をタテタカコから受け取るとは。
しかも生声で、ダイレクトに。
「耳の穴に手つっこんで琴線ぶるぶる顫わせたろか!」
…見事に心臓わしづかみにされた。
これは壮行歌だ。そう、感じた。
来週水曜から十日間、中国は雲南省へ。
…自分の感性を信じての旅。
何もない場所へ、雨雲を掴みに。
Make you Happy…みんなの笑顔がつづくように。
すべてが収斂されて、今ここに旅立つ。
そんな確信を得た。