忌野清志郎が「君が代」をパンクにして
レコードが発売禁止になったこともあったが、
昭和天皇を素材に版画を作っても展示拒否になるらしい。
「アトミックサンシャインの中へin沖縄」における検閲をめぐって
まったく。
またか…という思いがアタマをもたげる。
●牧野浩隆館長…
「作家の自由な活動を否定する立場にはないが、沖縄の教育施設であり、
公正中立なものを扱うなどの観点から総合的に見て(展示は)適切でないと判断した」
●金武正八郎県教育長…
「(主催者側には)教育的観点から配慮をお願いした」
「公正中立」や「教育的観点」。
もっともらしい言い種だ。
「県の税金を使っているから」などという
公務員発言には、ホント呆れてしまった。
何を以て「公正中立」と言えるのか?
●
2月には、こんなこともあった。
「石川文洋写真展 戦争と人間」
こちらの写真展では、石川氏の代表作「飛び散った体」が展示されなかった。
その理由がまた…
「人間の尊厳や倫理にかかわる問題がある」からだという。
…?
では「人体の不思議展」は?
名もない中国人の死体だったら、
Plastinationかけてスライスして
見せ物にしても倫理にかかわらないのか?
「闇の子供たち」は
生きた子どもの臓器を売買する問題を取り扱った作品だったが、
「人体の不思議展」は中国人の死体を売買して
「解剖学」の観点からパブリックな「見せ物小屋」を
構築している、まさに「闇の展覧会」である。
●
何を以て「公正中立」「教育的観点」「人間の尊厳や倫理」を語っているのだろう。
未だに「数の論理」から抜けきれない日本の政治に似てないか?
白洲次郎が「プリンシプルのない日本」と嘆いたが、
館長や県教育長の発言は、まさに「プリンシプルのない日本人」。
周囲の眼の色を伺っているだけ。
信念のかけらもない。
今こそ忌野清志郎を聴け!と言いたい。
