こどもの国はワンダーランド【その4】


ゴーカートのコーナーへ。
炎天下の中、楽しそうにクルマを操るこどもたち。
日陰で見守る、その親。

夏休みの一コマを
こどもたちは、しっかりと脳裏に刻むだろう。
今日の絵日記は、クレヨンがベトベトになるほど、
書き込んでくれるに違いない。

充溢した一日の時間が、何層にも塗りたくられる。

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先週末、友だちがステキな忠告をしてくれた。

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文明の利器がどんどん発明されて、
人間の営みは、ひとつの行為にあまり縛られなくなったけど、
そのおかげで、なんだかますます忙しくなっているよね。

なんでだろうね?

全自動洗濯機のおかげで
衣類をごしごし洗う時間は、自由になった。
自動車や電車のおかげで
目的地までてくてく歩く時間は、自由になった。

なのに、その分せわしなく動き回っているさ。

何をそんなに生き急いでいるの?
     …ヒッポポトマスが笑っているよ。

きっとね、文明の利器が発達したおかげで
じっくりと考える時間が、どんどん奪われているんだよ。
立ち止まって考えて、思いを巡らすと、
創造力がグルグル回って、いろんなイメージが浮かんでくる。
そこに浸っているだけで、時間がどんどん押し拡げられていく。

だから、ごしごし洗っているときも
    てくてく歩いているときも、
その何倍もの時間飛行を、ボクたちは旅していたんだ。

    不思議だよね。

やっぱり創造力が大事なんだ。
じっくり考える時間が大切なんだ。

あんまりパソコンやケータイに振り回されていると、
考える瞬発力ばかりが達者になって
しっかり考える洞察力や観察力が、どっか行っちゃうよ。

すこしばかり不便な方が、安心だよ。

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的を射た忠告に、しばし呆然。
動物園の時間がよみがえってきた。