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月: 2026年9月

【SEP_19】ヴァイオリニストがいる!

【TTF_2026】加藤綾子『ヴァイオリニストがいる!』
https://www.flickr.com/photos/bozzo173/albums/72177720335898564
14日から19日まで竹野のあちこちで公開練習をした加藤さん。おばあちゃんのリクエストで童謡を演奏したり、ヴァイオリン体操で演奏者のカラダを体感してもらったり、首尾一貫して音楽が持つ権威を払おうと努めていた。最終日の「成果報告」で見せた窓外のダンス。「身近に感じてる西洋音楽も、加害の結果まとった押しつけの文化」と知ったら…。何物にも囚われない己の感性の赴くままに、「音」を愛したい。そんな余韻を残した滞在制作だった。リスペクト。
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【SEP_25】父の素晴らしくくだらないアイディアたちと


【TTF_2026】鈴木アイリ『父の素晴らしくくだらないアイディアたちと』

https://www.flickr.com/photos/bozzo173/albums/72177720335851622

自身のカラダに残っている早世した父の記憶を、当時の映像や音声をなぞることで呼び覚まし、ダンス作品として公演を繰り返すことで、自身の内にある父と出会い直す試み。喪ってしまったピースを再生し、ゴロンとした強固なものとすることで、アイリさんの心身に深い安寧を与えてくれるのだろう…そのような安らぎをFINALEの踊りの伸びやかさに感じた。愛に溢れた作品。

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【SEP_27】柳川堀割物語

『柳川堀割物語』高畑勲87年の映画。急速な近代化でドブ川と化した全長470キロもの堀割を、臭い物に蓋的「暗渠化計画」に待ったを掛け、有明海の潟で形成された平野故に、生活用水確保の合理で成立した堀割であることを市民に訴え、自然浄化システムの再生に舵を切ったドキュメント。自然との『煩わしい付き合い』を手放し、経済活動に憤悶する現代社会が、共同体を喪い、祀りを喪い、生きる目的を喪う因果律。2時間45分に凝縮された高畑監督の思いは、もはや手遅れとなった戦後日本の、一縷の望みを描いている…が公開から既に35年トホホ。当時はそれでも貧しい時代の記憶を糧に、自然共生の夢を再現できる糊代があったが、「一本の小川」が暗渠化した都市において、堀割が齎す共同体自治も唯々『煩わしい』だけで一掃されるのだろう。全ての表現が「望郷」に終始する現代で、滅びの美を掲げるより他に道は無いのか、絶望感ハンパないわ。#photobybozzo

【SEP_15】沖縄の政治的自律性が潰える


【沖縄】まさに島袋氏が懸念しているとおり「政治的自律性」と「ウチナンチューの矜持」が、今回の選挙を機に沖縄から潰えることは必至。琉球王国として培ってきたこの島に息づく独特の精神や文化が、「米軍基地温存」を唱える心根の弱い本土人たちに蹂躙され、国政に従属することが「豊かさ」につながるという呪文に呑まれ、「島らしさ」を供犠する結果となった。これもまたCAPITALISMに潜むトラップだと感じる。資本主義は個人主義を助長させ、公よりも個を重んじる人格形成に寄与する。しかも空気のように、人々を無意識的に操作する。リベラルが弱体化しているのは、必然なのだ。#photobybozzo

【SEP_08】急に具合が悪くなる

【急に具合が悪くなる】ナイトシアター終演後。アカデミー賞選考にノミネートもされたし、監督を呼びたいね〜と盛り上がっているところ。『何かを「伝えたい」というより、感覚的な何かを「起こしたい」だけ』と監督が語っているように、この映画の底に流れているものが、この先の世界を形作る上でとても大事なキーになるってことを、この4人は共有してると思う。そんな深いところに届く映画。来週16日まで。

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【SEP_06】新長田「扇港湯」

【先日の銭湯】新長田『扇港湯』再訪。8月は雀の行水だったけど、今回はじっくりサウナも堪能。味わうほどに素敵な銭湯。TV画面では「燃料高騰で銭湯料金値上げ」のニュースが。神戸市は70円の助成があり、ワンコインで入浴可。夕方からのネオンサインがまた、たまらなく粋。#photobybozzo

【SEP_06】元町映画館『軍服を着た神様』

【軍服を着た神様】台湾に祀られる日本軍人を巡るドキュメント。中西レモンさんがナレーション、武徹太郎さんが音楽とアニメーションを務めるって、後から知って驚!映画に導かれてると思った。まさにそんな話。台湾で戦死した軍人が神として崇め祀られているのは、日本帝国軍がそれだけ畏怖される存在だったことの裏返しで、過去と現在、未来が生活に息づいている台湾だからこそ、鎮魂のまなざしが深く、時空を跨ぐ立体的な物語になったのだと思った。とにかく奇縁の連続!話の繋がり方が人類学そのもの。要はシグナルをちゃんとキャッチ出来てるか…どうか、ってことなんだと思う。元町映画館もセレクトサイコー。
https://sansarofilm.com/kamisama

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【SEP_06】梁 鐘譽 『春の祭典』



【春の祭典】楽日。池澤夏樹著『スティル・ライフ』冒頭のテキストが、胸に沁みる。「一歩の距離をおいて並び立つウチとソトふたつの世界の呼応と調和」ウチなる世界が豊かであれば、ソトなる世界も豊かとなる。ヤンさんの豊かなるウチ世界が、全肯定の「金色」を纏いソト世界へ放たれる大団円は、観る人を勇気づけるPOWER全開で、まだまだこの世界は軌道修正可能だわ~と、打ち震えた。なんとしても生きてゆかねば。#photobybozzo